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2017年01月19日(木) 

 

元日に立てた一年の計がそろそろあやふやになってくる今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、カウンセリングでもクライエントさんといっしょに目標の実現をめざすことが多いのですが、そんなときの工夫をご紹介します。ほかにもありますが、ゴールに到達するまで安全に継続できる5つを厳選してみました。

 

   1.実現のリソースを調べて集める
   2.実現したら困ることを確認する
   3.負のリソースを遮断する
   4.失敗したら、自分を慰める
   5.仕切り直しはしない

 

昨今の喫煙に対する肩身の狭さから「禁煙」を一年の計にした愛煙家を例に、継続のコツをまとめてみます。

 

 

1.実現のリソースを調べて集める
 ~リソースが多すぎて困ることはない

 

幸い、現在の世の中は、喫煙者には厳しい目を向けられるけれど、禁煙を決意した愛煙家にはあたたかな目でやさしく見守ってくれます。
禁煙をサポートしてくれる方法もニコチンガムや禁煙パイプ、ニコチンパッチ、そして禁煙外来までさまざまあります。
もし身近に禁煙に成功した人がいれば、きっと喜んで応援してくれるはずです。どんなことに苦労したとか、挫けそうになったときどうやってモチベーションをキープできたのかとか、知っていたら禁煙のつらさを乗り越えられる情報の宝庫です。
また、家族や友人、同僚に禁煙を宣言すれば、ときに励ましたり、褒めたり、監視してくれたりするでしょう。

 

こうしたリソースは、うまく活用すれば目標の実現がぐっと近づきます。
ただし、失敗したとき「あれが効かなかったから」という責任転嫁のリソースにもなります。だから、1だけではダメで、2~4の工夫が必要なのです。

 

2.実現したら困ることを確認する
 ~無意識を抵抗勢力にしない

 

リソースが溢れているのに、継続できず失敗に終わる、それはあなたが悪いわけではありません。意思とか、根性とか、性格とか、まったく関係ありません。

じゃあ、何が足りないの?というと無意識との対話です。

一年の計を立てた、ということはそれだけの強い決意があったということです、少なくとも目標を立てたときには。そのとき、禁煙して得られるメリットは十分に確認したはず。だからこそ、厳しい決断をしたのでしょうし。
この決断をしたのは、あなたの意識です。

 

逆に無意識は、今まであったタバコが失われたときのデメリットを回避するため猛烈に働きます。つまり、意識とは逆の方向性に、タバコをやめさせないようにがんばるわけです。

 

こうして「やめたい」意識と「やめたくない」無意識がケンカする葛藤状態が起こります。残念ながら、意識と無意識のケンカでは、勝者は無意識と相場が決まっています。

 

無意識は「止めたら困る」という不安からあなたを必死に守っているのです。協力してもらうには、無意識を安心させてあげることです。

メリットを確認して決意したのと同様に、タバコを吸わなかったら困ること、禁煙のデメリットを確認してください。そのうえで、これからの人生からタバコが失われても大丈夫、十分やっていけることを確かめてください。
健康とか社会性とかを理由に論理的に「吸わないほうがいいんだ」と説得しても無意識には通用しません。疲れたとき、お酒を飲んでるときの紫煙がなくても、困らない、大丈夫、寂しくない、楽しくやっていける、と安心できたとき、無意識は納得して、禁煙に協力してくれます。

 

3.負のリソースを遮断する
 ~実現への落とし穴を調べて遠ざける

 

数多ある禁煙を助けてくれる手段・方法・工夫を、好みや予算に応じてダブルでトリプルでと重ねること、それは効果的です。リソースが多いことに越したことはありません。

 

でもその前に、禁煙にブレーキをかける、タバコを吸わせたくなる存在も多々あります。こうした目標実現を阻む負のリソースは、事前に遠ざけておく必要があります。そして、プラスのリソースと同様によくリサーチする必要があります。なぜなら、ゴールへの途上にあると知らず知らずのうちにハマってしまう「落とし穴」になるから。

 

たとえば、タバコならば、禁煙を応援するグッズと同様に、喫煙を後押しする食品添加物があります。代表的なものでは

 

①メンソール
 スーッとする粘膜への局所麻酔作用、煙を吸いやすくする
②砂糖
 アセトアルデヒドがニコチン毒性への自覚をやわらげ、
 ニコチンを吸入しやすくする
③カカオ
 テオブロミンの気管支拡張作用で煙を吸いやすくする
④カフェイン
 カカオのテオブロミン同様、気管支拡張作用がある

⑤アンモニア
 粘膜をアルカリ性にし、ニコチンの吸収を早める

参考:CareNet「タバコを吸いやすくする添加物」http://urx.blue/B3i6

 

アンモニアは小麦たんぱくに多く含まれるほか、麺のかん水や洋菓子の膨張剤として使用されています。
小麦粉が原料の食品やお菓子、チョコレート、コーヒーを身近に置いているのは、「1本だけ」と手を出す理由を自分のために用意しているようなものなのです。
バーや酒席、喫煙所や灰皿があるお店などタバコがOKなシチュエーションも、同様に禁煙が達成されるまでは、遠ざけておくのが無難な負のリソースになるでしょう。


4.失敗したら、自分を慰める
 ~失敗してもおしまいじゃない

 

さて、誘惑に負けて禁を破ってしまったとき、どうしましょう?
元旦の計があやふやになってきた今日この頃、「もうどうでもいいや」が起きて、「ハイハイ、アタシはどうせ意思が弱い三日坊主ですよ、な~んにも長続きしませんよ」と開き直ったり、禁煙したこと自体を後悔するかもしれません。最悪なのは、自分を責めることです。

 

だって、あなたはちっとも悪くありませんから。むしろ、数日間か少なくとも数時間、禁煙できたことは立派でした。誘惑には負けましたが、ゴールへの道が途絶えてしまったわけではありません。失敗は失敗、でもここまでの自分のがんばりも正当に評価してあげなければアンフェアです。

 

「惜しかったね、大変だったね。

 そうね、禁煙は楽じゃないよね、苦労するよね。
 うん、実際つらかったもの。

 それがわかっただけでも上出来だったじゃない!?」

 

ここは、しっかり自分を労い、慰め、癒してあげましょう。


5.仕切り直しはしない
 ~今、できることをつづけよう

 

失敗を受け容れて、しっかり癒して、よしがんばるぞ!と再チャレンジを誓うとき、「今日は1/19。じゃあ、新ためて2/1から始めよう!」と仕切り直す人が多いと思います。

 

でも、ちょっと待ってください。あと10日以上、禁煙から離れちゃうんですか? 一般的に、1日寝たきりになると低下した筋力を取り戻すのに1週間かかると言われます。1週間寝たきりだと1か月です。もし10日も禁煙から離れちゃうと、身体がせっかく慣れてきた禁煙モードを取り戻すのに、すごく長く時間がかかります。明日から急に禁煙モードになれ、というものまた大きなストレスになります。

 

失敗しても、まだ禁煙モードになっているこのコンディションを維持しましょう。理想は、「誘惑に負けて1本吸っただけ」なら、「今日は誘惑に負けたけど、それでも禁煙は続ける」ですが、失敗のショックがあるなら、ハードルをぐっと下げてもかまいません。あまりに楽ちんだから、明日といわず、今日からできる禁煙努力を続けてください。たとえば、2回に1回我慢するでもいいし、食後は1本だけにするでもいいし、そんな感じで減煙・禁煙準備を継続しましょう。

毎日、できたことを褒め、喜んでください。

 

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厳しすぎる目標は適宜、見直しすることができます。目標実現のメリットを理解し、実現によるデメリットへの不安が解消されていれば、いずれゴールに到達できます。
失敗しても、あなたはまったく悪くないので、諦めたり、自暴自棄になったり、責めたり、後悔したりしないで、今できるペースで続けてください。

 

わたしはあなたが必ず実現することを信じています。


閲覧数1,073 カテゴリ元気の種 コメント0 投稿日時2017/01/19 16:31
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