子育て中のママたちをサポートする NPO法人アトリエ・チルドリン http://atelier.child-rin.com/ との協働プロジェクトのワークショップ 「オーダーメイドライフプラン」が昨日、初回でした。 講師はファイナンシャル・プランナーの波柴先生。 参加した感想をちらりと書いてみたいと思います。
お金は、わたしたちが生きていくためにも夢を叶えるためにも 必要不可欠なライフライン。 なのに、それがどんなふうに流れているか案外よく知りません、 自分のものであるにもかかわらず、です。 まずそこに、ワークで思い当たることしきり。
で、その原因は、わたしの場合、これまでどんぶりすぎました、簡単に言うと。 なんでっていうとだいたい「今、いくらある、持ってる」ということしか 意識してないんですね。
ワークでは、お金をタテ軸、時間をヨコ軸にして、 予想されるライフイベントに自分の夢を加えて、 それをもとに必要なお金を考えるライフプランづくりの基礎をします。
ここで問題は、目標額に到達しなかった場合。 「ここでたいてい『宝くじに当たるしかない』って みなさんおっしゃるのですが……」 と波柴先生は前置きして、 【4つの調整】について解説してくれました。
その結果、マネープランって、 失敗しても大丈夫なもの、とわかったのがいちばんの収穫でした。 失敗しても、あとでどんどん調整していける。 もう宝くじに当たらなくてもOK。
だけど【4つの調整】を知っていれば、不測の事態にも対応できます。 たとえば、時間軸で考えれば、病気になった、ケガをしたなどの大支出や収入減にも備えていけます。 お金はライフラインですから、 災害にも強くて、すぐ復旧できるように、築きたい。 宝くじに当たらなくても大丈夫なように……
それが、【4つの調整】を知れば、わたしにもできそう、というのが驚き。 さすが、プロの知恵! いくら転んでも大丈夫なら、安心ですよね。
メンタルヘルス的にいえば、 この「安心感」は、 才能や能力、可能性や夢の実現へのたいせつな基盤です。 逆に、ここがぐらぐらしていたら、夢や目標を建てていけません。
ところで、WHOの健康の定義ってご存知ですか? (たしか、中学校の保健体育の授業で習いました)
「健康とは、肉体的、精神的、社会的に、 完全に良好な状態にあることで、 単に病気でない、虚弱でないということではない」 でした。 というのは、最近ここに、 「spiritually(霊的,宗教的に)」という言葉も加わったからです。→訂正
4/15訂正→ 「spiritual(霊的,宗教的に)」という言葉も加えようとする動きがあります。 *コメント欄をご参照ください。
さらに、健康の定義に「経済的に」と加えてもいいのではないでしょうか。 「お金がない」「お金がなくなる」ことを悲観したり、心配したりして、 具合が悪くなり、落ち込み、やがて 「宝くじに当たるしか、もう道はない」と絶望します。
わたしたち日本人の心性でしょうか 失敗すると、「ああ、もうだめ」「わたしにはできない」と 【ダメ人間】のレッテルを自らに貼ってしまうのです。 実際「経済問題」はうつや自殺の原因にもなっています。 病気になることが心配なんじゃなくて 病気になって働けなくなって収入が途絶えることが心配、という具合です。
だけど、ほんとうにお金がないのでしょうか? お金がなくなってしまうでしょうか?
【4つの調整】を知ることで、それが錯覚だと気づきます。 もう、「お金が今ない」ことで苦しまずに済む術はあるのです。
さっそく、夕べはうちのダーリンとライフプランについて 話し合いました。 こういう話を夫婦でするのは、波柴先生のオススメだったのでさっそく。
詳しいお金のこと考えるには至りませんでしたが、 「何歳になったとき、わたしたちは何をしているか、それにはいくら必要か」 について 具体的に語り合って、けっこうハマりました。 ネタ的にもおもしろかったし、案外イメージも広がるし深まるものですね。
(その分、お酒が進みまして、朝、若干、焼酎アタマでしたけど……笑) *まあ、これも夫婦関係をよくするための「投資」ということで 「わからないもの、むずかしいもの」でない こういう形でのお金についてのお勉強は メンタルヘルス的にもきっといい影響を及ぼすと思います。 次回予定が決まりましたら、またお知らせします! |