8月18日(火) の 「湘北地区特別支援教育研究大会」 で、
041. 湘北地区特別支援教育研究大会 (名前を変えろ!) http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=18766
県立座間養護学校の有馬高校分教室の取り組みを聞いた。 とてもいい! と思った。
以前、わたしは、養護学校の分教室について、次にように書いた。
> この分教室は、 「高等養護学校」 に近いです。
> ただ、高校に間借り状態なので、作業のための教室も設備もないんですねぇ。
037. 高等養護学校って? http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=17611
「作業のための教室も設備もない」 なら、近くの企業やスーパーマーケットで 仕事をさせてもらえばいいじゃないか。
わたしは、そう思っていた。
座間養護学校の有馬高校分教室は、まさに、それをやっていた。 (すごいぞ!)
有馬高校分教室の開設準備の段階で、 近くの企業に、「1年間 20回ですが、お願いできませんか」 と頼んで回り、 7つの企業、スーパーマーケットから 「いいですよ。」 と言ってもらったとのことだ。
毎週、火曜日の午前、「職業」 の時間に、 教員1人が、生徒3,4人を引率して、徒歩で、7社に仕事をさせてもらいに行く。 (次の週も、同じ企業に行く。)
そして、 その火曜日の午後は、午前の仕事の様子をDVDで振り返るのだ。
座間養護学校 有馬分教室 http://www.zama-sh.pen-kanagawa.ed.jp/arima.html
10:00 有馬高校分教室を徒歩で出発 10:30 企業に到着 仕事開始 12:00 仕事終了 企業を徒歩で出発 12:30 有馬高校分教室に到着 昼食開始 (分教室なので、給食はない)
スーパーマーケットに行くグループだけは、他の6社よりも遠いことなどもあり、 1日仕事になっているとのこと。 (生徒たちは、「たくさん働かせてもらえる」 = 「自分たちの仕事ぶりが期待されている」 と受け止めていて、いっそうはげみにしている。)
DVDで、午前の仕事を振り返るのもいい。
兵庫県の県立養護学校の 「ゆう先生」 も http://home.att.ne.jp/apple/yu/menu.htm
面接に備えよう 2007/08/06 http://home.att.ne.jp/apple/yu/jugyouan/SSTmensetu.pdf
などで、ビデオを使っている。
ちなみに、座間養護学校 有馬分教室の現場実習は、 1年生の秋からにしているとのことだ。 (1年生の春からだと、生徒たちにハードルが高いからだそうだ。)
わたしも、これに賛成だ。 1年生の春は、 中学校生活とは、随分違う座間養護学校 有馬分教室の生活に 慣れることに、まだ、生徒たちは精一杯のはずだからである。 (中1ギャップがあるように、当然、高1ギャップはある。)
|