「自閉症を100人以上診るまで、自閉症について語るな」 という言葉を
わたしは、養護学校 (知的) で教える時、いつも頭に思い出すことにしている。
この言葉は、多分、以下のような話が元になっているのだと思う。
「脳・心・身体・魂・家族」病 | NPO法人 楽しいモグラクラブ
http://mog.la/blog/53/1970.html
> 以前、杉山登志郎先生が自閉症を100人以上診たことのない医者とは
> 自閉症について話さないといっていた言葉
杉山登志郎 氏は、言葉の魔術師というか、錬金術師のような人だと
わたしは、思う。
「第四の発達障害」 「軽度発達障害」 という言葉を
作ったのが、杉山登志郎 氏だろうから。
これらの言葉で、それまで人々が見過ごしてきた
問題に光をあてたのが杉山登志郎 氏だと言っていいだろうから。
「軽度発達障害」 という言葉で、
LD、AD/HD、高機能自閉症、アスペルガー症候群、 (軽度知的障害)
は、知的な遅れがないという意味では、 「軽度」 かもしれないが、
彼らが抱えている問題は、決して軽くはないことを、問題にした。
そして、 「第四の発達障害」 という言葉で、
「虐待」 を受けて育った子ども達が、
LD、AD/HD、高機能自閉症、アスペルガー症候群のような
(軽度) 発達障害の子ども達とそっくりの症状を示すことを世に知らしめた。