「 卒業 」 って、本当におめでたいの?
以前なら、 「 卒業 」 は 「おめでとう 」 と思えた。
でも、最近は、そうは思えなくなってきた。
本当に、 「 卒業 」 にふさわしい力をつけさせることができたのか?
と自問自答しなければならないからだ。
その一つが、 「 言葉 」 だ。
保護者の希望、願いには、
「 言葉が話せるようになってほしい。 」 がある。
それに対し、私達、教師は、真摯に取り組んできたのか? (保護者の希望、願いがなかったとしても、 「 言葉 」 には取り組まなければいけないわけだが・・・)
今回、卒業生の 「思い出のスライド映像」 に、子ども達の声を 一緒につけて流してみたのだが、
普段、聞き取れる言葉を話すようには見えなかった子どもに、 はっきりと聞き取れる言葉がいくつかあることが、遅まきながらわかった。
Eくん、 「 はい 」 「 おいしい 」 Fさん、 「 ○○ちゃん 」 Dくん、 「 え~、なんなのよ 」
一日の間に、こういった言葉が、1回出ていたのを、 2回、3回・・・・出るように増やしていき、
他の違う言葉も一つ、また一つと言えるようにしていくことは、 学校の仕事だと思う。
しかも、「 言葉 」 のように、頭の成長に関わることは、 小学部の間に教えなければ、手遅れだ。 「 中学部、高等部で教えましょう。」 では、間に合わないのだ。
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