養護学校 (知的) 中学部3年の音楽の時間に、
音楽鑑賞の時間があって、学年のすべての教員が順番で 10分間、お勧めの曲を聴かせることになっている。
ピアノを演奏する先生がいたり、好きなCDをかける先生がいたり、 好きな映画DVDの中の音楽を大型TVに映す先生がいたり、 太鼓の演奏をする先生がいたり、いろいろだ。
わたしは、音楽鑑賞に、DVDやビデオの映像を見せることに、 不満がある。
一体、音楽鑑賞というのは、映像鑑賞なのか?と思えてしまうからだ。
神奈川県立ひばりが丘学園で、 JINMOさんが、この知的障害児・者 更生施設の利用者さんに http://d.hatena.ne.jp/zu_hause/20071118 演奏する時は、部屋を暗くしていた。(音量はかなりの大音量だった。)
音量が大音量かどうかはともかく、 部屋が暗いというのはよさそうである。
暗い部屋に単調な光、 そう、スヌーズレン空間こそが、音楽鑑賞に相応しいのではないか、 と私は考えた。 ( ただし、触覚、嗅覚、味覚 は準備できないが・・・ )
もう一つ、ディズニーの曲や子どもの曲など、知っている曲を 「 音楽 」 の音楽鑑賞で聴かせることにも不満がある。
自分からは聴かないであろう未知の曲に、遭遇させたいからだ。
曲: 上記、JINMOさんの 「 hibarigaoka 」 http://itunes.apple.com/jp/album/hibarigaoka/id327837669 部屋: 暗幕で暗くして、「 レーザー スターズ 」 で天井に星空を投影する。 http://iwant.open365.jp/Products.5105.aspx
一人、エレキギターのピッキングの音に、耳をふさぐ子どもがいた他は、 天井の星空をうっとりと見つめたりしながら、静かに聴いていた。
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