以前、養護学校 (知的) 小学部で担任していた子どもが、
現担任には、それほど関心を示さないのに、
過去のある担任を見つけると、そのたびに、 ニコニコしながら、その先生に近づいていくのだった。
当然ながら、わたしは、そのたびに、その先生 (同性) に 緑の目のねたみ、やっかみを感じたものだった。 (* 「 緑の目 」 = green-eyed は、英和辞書に載っている )
その子どもが小学部を卒業して、中学部になったら、
今度は、わたしを見つけると、そのたびに、 ニコニコしながら近づいてくるようになった。
この子どもが、そういう変わった子なのかと思っていたら、 去年、担任していた子どもが、 担任していた当時も、中学部になった1学期も、 昇降口の靴箱の前で、顔があっても、それほどでもなかったのに、
2学期から、 わたしを見つけると、そのたびに、 ニコニコしながら近づいてきて、うれしそうに声を上げながら 小さく小躍りして喜ぶのだった。
毎日、学校で一緒だった時とは違う、 わたしの記憶、つまり、わたしの思い出と、 目の前にいる現実のわたしの両方を意識できるようになったのかな?
( 中学部にはいって、担任や時間割が大きく変わったことに、慣れることにも、 1学期の4ヶ月弱は当然、必要だったのだろうが・・・ )
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