さっき「松原商店街、大好き。焼鳥ムックでホッピー♪」 って、ツイートしたんですけど、 このレバー、 血の滴りぐあいがちょうどいいレア状態で 鶏レバーの甘さとコクがホッピーにピッタンコ!
このままどんなにおいしいか描写しつづけるのもやぶさかではありませんが それはさておき。
大のお気に入りのこのレバー、 わたしは「気分のものさし」にしています。
それ、何というと? イヤなこと、ムカつくこと、悲しいこと、疲れたことを レバーに換算したら何本相当か?と置き換えてみるのです。
たとえば、
キッチン大掃除大会して片付けたぞー。この疲れは⇒5レバー うー書かなきゃいけないレポート溜まってる……やりたくない気持ちは⇒10レバー ダーリンめ!あんなに約束したのにまた忘れたな!まじムカつく……⇒20レバー
なんて具合です。
カウンセリングをしていて、 過去のひどくつらかった体験をうかがっていると そのうちの何人かの方は 「実はあの頃のこと、よく覚えていないんです」 と、おっしゃいます。しかも、わりと多いです。 もちろん、ウソをついてるわけじゃありません。
「でも、思い出せないんですよね、つらかったと思うんですけど」
ふだんは完全に忘れています。 でも、いろいろうかがっているいちに
「あ、お話してたら、だんだん思い出してきました」
こんなふうに、だいたいの方の場合、 当時の様子がよみがえってくるのですが……。
さらに、こういう人たちに共通するのは いちばんつらいときは 「カウンセリングに行こう、なんて思えなかった」 ということ。
どうも、あまりにもつらいと、 身動きできなくなっちゃうみたいです。 で、さらに、負のスパイラルにハマって にっちもさっちもいかない状態に陥ってしまうのです。
そうなるとマズイ。 だからふだんから、今、自分がどのくらいつらいのか 観察しておこうってわけです。 5レバーに相当するつらさなら、 まあ、レバー5本で癒してもいいんですけど 何をどのくらいやれば癒せるか、わかります。
わたしの1レバー、2レバー……みたいに 単位をつくるのも手ですが、 1~10段階にして、このつらさがどのあたりか? と測ることもできます。 このときは、1~10の指標を自分の好物でリストにすると結構たのしめます。
たとえば、ワイン好きなら、 ふだん飲みが1、最上級のハレの日用を10として その中間の2~9を埋めてリストをつくります。 これを「あなたの気分のレベル」にして 今のつらさがどの辺りかを観察するのです。
「ああ、今、こんなにつらいんだ、わたしは」 「ああ、これなら、けっこう乗り切れそうだ」 「このハードさをこのペースで続けるのはムリだな」 とか、感覚的にわかるのがメリットです。
それに、好物をいつも思い浮かべてる、 お気に入りといつもいっしょにいるって、楽しいし。
認知行動療法では、 こんなふうに感情をスケールで数値化して測ってみるんです。 もちろん、数字のままでもいいんですけど、 こっちのほうがおもしろいかな~と思いまして。
ええ、それだけなんですけど、 ちょっぴり、自分の感情とか遊んでみませんか? 文字どおり、気分転換に。 |