平成29年4月 告示の 「特別支援学校(知的) 中学部 学習指導要領」は、教える内容が明確になり、 小学校の「学習指導要領」の内容に近づいたが、もちろん、 目標は、それらよりも、下方に設定されている。
小学校の「社会」と知的中学部の「社会」の内容を見てみると、 小学校3年生の内容の多くが、中学部の1段階に入っていることがわかる、 と思います。ただ、よく見ればわかるように、目標は違います。
小学校 3学年 「社会」の内容の一部である。 (3)地域の安全を守る働きについて,学習の問題を追究・解決する活動を通して, 次の事項を身に付けることができるよう指導する。 相互に連携して緊急時に対処する体制をとっていることや, 関係機関が地域の人々と協力して火災や事故などの防止に努めていることを 理解すること。 関係機関や地域の人々の諸活動を捉え,相互の関連や従事する人々の 働きを考え,表現すること。
特別支援学校(知的)中学部 1段階 「社会」の内容の一部である。 ウ地域の安全 できるよう指導する。 関係機関が地域の人々と協力していることが分かること。 緊急時への備えや対応などに着目して, 関係機関や地域の人々の諸活動を捉え,そこに関わる人々の 働きを考え,表現すること。
平成21年告示の特別支援学校(知的)中学部「社会」の内容である。 (※一部ではなく、すべてである。) そもそも、ここで取り上げた「安全」は含まれていない。 (1)集団生活の中での役割を理解し,自分の意見を述べたり, 相手の立場を考えたりして,互いに協力し合う。 それらを利用する。 もち,生産,消費などの経済活動に関する初歩的な事柄を理解する。 移り変わりに関心をもつ。 |