知的障害者を教育する養護学校では、
指導要録に、「 自立活動 」 の記載欄がある。
指導要録(参考様式)(小学校,中学校,高等学校,特別支援学校):文部科学省 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/…286265.htm
しかし、驚くことに、
この 指導要録の 「 自立活動 」 の欄に、
「 自分で歯みがきができるようになった。」 「 トイレの失敗がなくなった。」 「 給食で、嫌いなものも食べられるようになった。」
などと書かれていることがほとんどの養護学校がある。
こんなののは、 「 自立活動 」 ではなくて、 「 日常生活の指導 」 だ。
教員が、いかに 「 教育指導要領 」 を読んでいないかがわかる。
また、個別教育計画に、毎年、毎年、 「 パニックを起こしたり、怒って人を叩いたりしないで、落ち着いて過ごせるように 」 などと いう目標が書かれること自体、どうかしている。
養護学校で何年も教えたなら、パニックや他害などは改善していかないと 養護学校の存在する意味がないではないか。
『 小学校・中学校の特殊学級における自立活動の指導に関する調査研究 』
の16ページ を見ても、
「 自立活動 」 と 「 日常生活の指導 」 の区別ができているようにはとても思えない。
これが、教員の現実だ。
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