確か、
『 自閉症児のための絵で見る構造化 』 著: 佐々木正美、絵: 宮原一郎 2004/02/27 学研 http://shop.gakken.co.jp/shop/order/k_ok/bookdisp.a…1340218600
に書いてあったのだと思うが、
始業式、終業式、入学式、卒業式などでの 校長先生の話などの内容を、 あらかじめ聞いておいて、 言葉を理解できない子どもに、 わかりやすい絵や写真で補完するというアイディアがあった。
すでに、
ぽっしゅん教材製作日記 - livedoor Blog(ブログ) 終業式・始業式スライド http://blog.livedoor.jp/possyun_b69/archives/51592854.html
など、やっている特別支援学校はある。
わたしのところも、
176. 信州特別支援教育カンファレンス (2010.2.13-2.14) http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=22434
に参加してきた若い女性教師によって、 その1ヶ月半後の修了式から、さっそく、 絵や写真で補完することが始まった。
そのパソコン画面から、 H22年度1学期終業式のスライドを2枚、紹介してみる。
さて、 (1) 子ども達は、これらの画面を本当に見ているのか? (2) 子ども達は、これらの画面で、理解できたのか?
これらのことを評価しなければ、やりっぱなしになってしまう。
それ以前のこととして、 2学期の小・中学部 終業式で問題となったのは、 椅子に座っているわけだが、 真ん中から後ろ半分の席からは、 スライドの上半分しかそもそも見えないということと、
小6と中3のこどもの発表があったのだが、 椅子に座ったその子ども達の顔すら、 真ん中から後ろ半分の席からは、全く見えなかったということだ。
なぜ、高等部の終業式では問題にならずに、 小・中学部の終業式で問題になるのかというと、
高等部は、ステージに向かって並んでいる。 スライドは、ステージの上に投影されるので、どの席からも見える。
ところが、小・中学部は、 クラス担任が横に椅子を5列で並べないと 指導できないと言ったためか、 ステージに対して横を向いて並んでいるのである。
だから、スライドも、体育館の横の壁に映写されるので、 真ん中から後ろ半分の席からは、 スライドの上半分しかそもそも見えない。
高等部の発表は、ステージの上に上ってするから、どの席からも見える。
ところが、小・中学部の発表は、 同じフロアーの高さで、椅子に座ってするから、 (もちろん、話す時には立つのだが・・それでも、見えない) 椅子に座ったその子ども達の顔すら、 真ん中から後ろ半分の席からは、全く見えなかったということだ。 |