(1) 歴代の担任が無能な場合、
小学1年、保護者が字の読み書きも、足し算も必死で教えた。四苦八苦して覚えた。 しかし、担任は、 「 こういう子どもはよくいるから、大丈夫 」 と言った。
小学2年、九九があやしい。 足し算とかけ算の使い分けができない。 しかし、担任は、 「 友達ともうまくやっているし、いいところがあるから、大丈夫だ」 と言った。
小学3年、国語も算数もさっぱりわからなくなった。 しかし、担任は、 「 様子を見るように 」 と言うだけだった。
そして、・・・・・
小学5年、学校に呼ばれ、 「 特別支援級でないと無理だ。 」 と言われた。
このような経緯から、学校 ( 歴代の担任 ) への不信感を抱いたまま、 専門医に診てもらった。 WISC-Ⅲでは、VIQ=74、PIQ=88、FIQ=81で、言語性LDだった。 この結果からは、小学1年時に、対策を取り始めていれば、 学習不振となることなく過ごせたであろうと推測される。
★参照: 004。 少年院:最も効果があるのは、学力をつけさせること http://hyocom.jp/blog/blog.php?key=55762
(2) 保護者が、世間体などを気にして・・・・
小学2年、九九があやしい。 足し算とかけ算の使い分けができない。 担任が、「 通級などで個別に教えれば、算数もなんとかなるかもしれません。」 と言う。 しかし、保護者は、頑として聞く耳をもたない。
小学3年、国語も算数もさっぱりわからなくなった。 しかし、保護者は、頑として特別支援級の勧めを受け入れない。
小学5年、国語、算数、社会、理科、どの授業もさっぱりわからなくなった。 やっと、保護者も、通級することや、発達検査を受けることを承諾した。
WISC-Ⅲでは、VIQ=74、PIQ=88、FIQ=81で、言語性LDだった。 この結果からは、小学2年時からでも、対策を取り始めていれば、 ここまで学習不振となることなく過ごせたであろうと推測される。
★参照: 004。 少年院:最も効果があるのは、学力をつけさせること http://hyocom.jp/blog/blog.php?key=55762
★ この (2) のように、しないためには、次のようなことをする。
(10年前に、すでに、このようなことは言われていたのに、 やらないから、(2)のような不幸な子どもが後を絶たない。)
(A) 小1から、通級、支援級、医療につないで、 あの子が、こんなにも良くなったの?
と、保護者が見てもよくわかる、 うまくいった事例を、まず、学校で1つ作ることである。
(あの子があんなに良くなるなら、うちの子も・・・入れてみようかな。)
(B) 通常級の子どもがうらやむような特別支援級にすることだ。
(全国の小学校の子ども達と、なにやらお手紙交流をしていて、 面白そうだな・・・)
(C) 通常級の子ども達に、 「 特別支援級の子ども達はすごい! 」 と思わせることだ。
(小1の子どもは、1学期は、まだ掃除も満足にできない。 特別支援級で掃除を鍛えて、その小1に行って掃除をして見せれば、 「 すごい! 」 と思われるに違いない。)
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