きれいな花束の花々が、今日も、きれいに咲き誇っている。
神奈川県のように、「 離退任式 」 を 4月の新学年スタートの2日目にあてるのは、間抜けなことだと考えてきた。
だから、わたしは、「 離退任式 」 は欠席して、 その日は、新しく着任した養護学校で、児童・生徒に接したいと思い続けてきた。
267. わたしが離任する時には、映像でやってほしい http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=25414
しかし、「 離退任式 」 を欠席して、今の学校に出勤するのは、 学校のシステムとして、難しいようなので、
今まで教えてきた生徒が、花束を持ってきて、手渡す ということが できるかどうか 見るのを楽しみに行くことにした。
1年かけて、他のことに気を取られずに、着替えのカゴを持って10m運べるようになった。 持っている手の力を抜いて、手渡すのも上手になった。 お辞儀もできるようになった。
それら、できるようになったことの1つ1つを、上手に使って、花束を手渡してくれた。 教師冥利とは、このことだろう。
お母さん達からも、寄せ書きをした色紙や、花の鉢をいただいた。
花の鉢を、3月まで教えた学年の生徒から直接、手渡しでいただいたのも感無量だ。
(2005年10月、小4の時に、わたしが、 「 バイバイ 」 と挨拶した横で、 お母さんは、「 さようなら 」 と応えるように教えていた。 この時から、わたしは、社会に出た後にも使える挨拶を、 児童・生徒に教えるように変えた。 挨拶を教えたいから、「 おはようございます 」 「 ありがとうございます 」 と 児童・生徒にも言うようになった。)
スクールバスの介助員さんからいただいた花束もうれしかった。
自宅に戻る電車の中、路上で、通りすがりの人達の視線が、 わたしの持つきれいな花束 ( それも4つ ) に注がれるのがわかった。
「 まあ、きれいなお花 」 と声をかけてくれる年配の女性もいた。
思えば、3月の 「 卒業式 」 で、そして、この4月の 「 離退任式 」 と 3週間の間に、2回も、お母さん、お父さんから、花束などをいただけて、 感謝・感謝です。
お子さん達、お母さん、お父さん、先生方と出会った中で、 わたしも、いろいろなことを知ったし、いろいろなことを教えられるようになった。
新たに出会う子ども達に、今のわたしが知っていること、教えられるようになったことを お返ししていきたい。
|