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2011年10月17日(月) 

 

10/10まで恒例の福島に行っていました。

 

10/1からリニューアルオープンしたスパリゾート・ハワイアンズなど

(ちなみに来年1月の本オープンまで

大人は入場料半額で1500円、小学生以下の子どもは無料です)

父を連れていわきへ遊びに行きました。

 

Facebookやツイッターで何回か投稿していますが

いわき市立美術館で10/23(日)まで開催されている企画展

「いま。つくりたいもの、伝えたいこと。」に

非常に感銘をうけました。

 

いわきで被災したアーティストが震災から半年の間に手がけた作品が

出展されています。

しずか、あらあらしい、きびしい、くらい、あかるい、

まばゆい、ふかい、つめたい、あざやか、こまやか、

あつい、さむい、あたたかい、とげとげしい……など

「あの日」を現わすさまざまな表現に

目を奪われ、心をゆすぶられます。

 

それと、お一人お一人の作家による

「あの日」と作品、ご自分のことが書かれたキャプションの言葉にも

胸を打たれました。

 

展覧会のプログラムより出典されている作家のお一人で、

わたしがとくにしびれた

峰丘さんのことばを紹介させていただきます。
 

どんな方かはこちらで↓

http://www.hibinoshinbun.com/files/68/mineoka.html

http://www.hibinoshinbun.com/files/127/art127.html

 

お盆の夜、黄金色の光る満月をみた。いつもとは違う感情が私から離れない。

震災後、ひとの情を日々感じて生きてきた。TVの特集をみながらまだ泣いている自分がいる。根の深いところの疲労がなかなか消えずにいる。

結局、お城山の自宅が全壊になり、好間(よしま)川の近くに建てていたアトリエに避難した。6ヶ月過ぎたのにまだ荷物の整理が終わっていない。

人生にはいろんなことが本当に起きるものだ。これから日本は、いわきはどこに行くのだろうか?我々日本人は、もう1度深海魚のように深く哲学しなければと思う。心の復興があるならば、文化への強いパワーが必要だ。

今回の作品は、海へ流された生きとし生けるものへの私のレクイエムである。


閲覧数1,914 カテゴリこころの旅 コメント0 投稿日時2011/10/17 12:06
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