「心理カウンセリングって何するの?」と聞かれたのと
ちょうど、さきほど爆発させてきたところだったので
日記のようにメモしておきます。
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心はとてつもなく忍耐強いです。
いつも思うことだけど。
鬱のことを「心の風邪」とか「心が折れる」とか表現されるけど、
病気だもの、「心」なんて目に見えないものじゃなくて、
目に見える身体症状は必ずある。
体のほうが壊れるのは先。
心が壊れるのは、そのずっとずっとあと。
体が壊れることは、もちろんヨシとされないけれども
メリットは大きい。
治療という形で、対応する一貫で
心にもアプローチされることもその一つ。
生活や自分の見直しで発見されるリソースもいっぱいある。
怖いのは、体が壊れないまま、心が忍耐を続けること。
それが何年も何十年にも及ぶことは珍しくない。
そのまま忍耐を続けることで調整している不都合は
時間の経過とともに大きくなっていく。
たとえて言うなら
いつ爆発するかわからない時限爆弾を抱えたようなもの。
それも、日々破壊力が強まっていくような。
もちろん抱えているご本人は、
“どこかで”“うすうす”気づいてはいる。
でも、自分でどうすることができない。
よほど熟練の処理班であっても、
時限爆弾の解除にはリスクがある。
では、セカンドベストは何かといえば
誰もケガをしない安全な場所で爆発させること。
安全に危険行為を行うこと。
サーキットとか、自動車教習所とかもそうだよね。
心理カウンセリングもそうじゃないかなと
ときどき、思う。
わたしたちは熟練の処理班でもお医者さんでもない。
少なくともわたしはそんな特殊技能ないうえに
オマヌケで凡庸なオタンコナスですもの。
でも、安全な場所で爆発をいっしょに見届けることはできます。
そのあと、お互いに「大丈夫、ケガない?」って安全確認したり
お着替えしたり、落ち着いたりしますよね。
で「お疲れさま」って帰ります。
カウンセリングもそう。
爆発の後始末して、大丈夫なところまでいけば卒業。
いつまでも続けることじゃなくて
卒業してもらうことが目標です。
あ、でも「次は爆弾がちっちゃいうちに来てね」って
言います。
やっぱり小爆発のほうが安全ですから。