子育て、家事、仕事、勉強、遊びなど
わたしたちの生活はがんばることがいっぱりです。

ただし、過剰ながんばりは、残念ながらよい結果をもたらさないようです。

たとえば、子育て。
12/6に放映されたNHK特報首都圏「母娘クライシス～あなたの愛が重い」では

http://www.nhk.or.jp/tokuho/program/131206.html

過剰ながんばりをしてきた母が

娘から拒絶（絶縁）されたり、
あるいは、愛する我が子をメンタル不調に
（とくに摂食障害は母子関係が原因になることが多いです）
追い込んでしまったケースが紹介されました。

番組ホームページの

「母娘関係危険度チェック」を見てみましょう。

http://www.nhk.or.jp/tokuho/program/131206/131206_c…klist.html

「え？これのいったいどこがいけないの？」
と思われるかもしれません。

たとえば、母向けチェックポイントの4番目
「娘には仕事を通して自己実現してほしい」
の裏側には、娘の人生に自分の人生を投映して
まるごと乗っ取ろうとする母の姿が見え隠れします。

自己実現の方法なんていくらでもあります。

「仕事」のほかにも、「趣味で」「遊びで」「美貌で」「恋愛で」

「パフォーマンスで」「ボランティア活動で」「旅行で」「財テクで」
どれを選んでも娘の自由ですし、
失敗するのも娘の自由のはず。

しかし、この設問の母は「娘の人生を通して自分の自己実現をしたい」のです。
そのために、思い通りの育ってほしいので
過剰ながんばりを続けていきます。

そして、チェック項目にあるような習慣、
過剰ながんばりが長きにわたり、過剰な愛着、過剰な援助、

過干渉、過保護によって束縛されるうちに
娘はすっかり、母に支配され、自立のチャンスを奪われます。その結果
「自分で何をしたらいいかわからない」
「自分が何を好きなのかわからない」
といった状況になります。

こんな状況でも、娘は人間的な成長を続けようとします。

過剰ながんばりを続ける強烈な母の支配下から脱出するには
反抗期程度では不可能。なので、もっとすさまじい形になります。
それが、拒絶やメンタル不調などです。

親にとって、子どもはかけがえのない存在でしょう。

しかし、親と子は別々の人格を持つ別人です。
もしも「子どもの存在なしに自分の人生はない」のであれば、
その親は、子に自分の人生を肩代わりさせているにすぎません。

こんな歪んだ生き甲斐や自己実現は無理があります。
無理を通すなら、道理をひっこめるしかありません。
道理を引っ込めた「過剰ながんぱり」が必要だったのでしょう。

番組では、母が娘以外に興味の対象を持つことで、

娘と母の間に境界線ができて、

健全な関係性を取り戻した母娘のケースが紹介されていました。

母であるあなたは、
責任もって、どうぞ自分を幸せにしてください。

母であるあなただからこそ、

責任もって、やりたい人生を謳歌してください。

家族の犠牲になってる、と感じたら
いち早くまずあなたが幸せになってください。
過剰ながんばりよりも、
しっかり休んで、好きなものを楽しんで。
あなたの笑顔がご家族の心の健康を支えているのです。

仕事に過剰ながんばりをしてるワケも同様にあります。

それについては次回に　⇒http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=50963

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子育てが苦しくなってきたとき
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次回は1/7(火)です。

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