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2014年12月22日(月) 

今日、12/22は冬至。
今年は19年に1度、新月と重なる朔旦冬至(さくたんとうじ)
太陽がもっとも力を弱める冬至を境に、
再び太陽の力が日一日と強まります。
冬至の別名「一陽来復」は太陽の復活を表しています。
月がもっとも暗くなる新月も、同様にこの日を境に
下弦から上弦へと変わり日一日と満ちていきます。

 

朔旦冬至は冬至=太陽の復活と新月=月の復活が重なる大吉日で、

中国から伝えられた朔旦冬至の祝賀行事が

平安時代~江戸時代まで行われていました。

19年に一度の大復活の前の、19年でいちばん暗く長い夜。

つまり、たっぷり良眠安眠をとるのに絶好の夜です。

 

睡眠はわたしたち人間の復活の鍵です。睡眠によって、
(1)疲労回復、(2)ストレス解消、(3)成長と老化防止、
(4)免疫機能向上、(5)学習機能の向上
といった恩恵が受けられるからです。

 

(1)疲労回復

睡眠は、身体と脳が休息を得るメンテナンスの時間です。
眠りによって心拍数や血圧、呼吸、体温が下がり、

心肺機能も休息します。

睡眠の80%はノンレム睡眠、20%が眼球運動を伴うレム睡眠で、

ノンレム睡眠中は脳も活動を低下させて休んでいます。

 

(2)ストレス解消

深い良質なノンレム睡眠がとれるほど、脳は疲れを癒し、

回復することができるというわけです。

では眠らないとどうなるでしょうか? 
傷ついたままの脳はイライラを自分で解消することができなくなり、

ヒューマンエラーを起こしやすくなります。

http://www.smartsleeplibrary.jp/column/post-36.html

 

国立精神・神経医療研究センターでも

不眠とストレスに関する調査が行われました。

睡眠不足になるほど、情動ストレスに反応する扁桃体の活動が過剰になり、

扁桃体を鎮める前帯状皮質との結びつきが弱くなります。

その結果、不安・抑うつ傾向が強まることがわかりました。
http://www.ncnp.go.jp/press/press_release130214.html

 

(3)成長と老化防止

成長ホルモンは代謝を促進します。

肌の新陳代謝を活発にし、血行を良くして肌の老廃物を排出を促します。

美肌の維持、シミ・しわの予防にも睡眠は欠かせません。

加齢とともに減少するのは仕方ないとして、

眠りを深めて順調に分泌されるためには、

寝入りばなの深部体温を下げることだとか。

http://www.excite.co.jp/News/laurier/howto/E1363324…19301.html

 

早く眠れないから、とあきらめないで。

・17~19時は体温を上げる

・遅くなったとき帰宅電車で寝ない

・夜はまぶしい光を目に入れないように

・就寝前の熱いお風呂は×

・温めのお風呂や足湯◎

など、成長ホルモンがゴキゲンに分泌される工夫はいろいろあります。
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20131209/168742/


代謝を促す成長ホルモンは、内臓脂肪の蓄積も改善します。

アメリカのコロンビア大学の調査によれば、

睡眠時間が4時間以下の人は、7~9時間の人より

73%も肥満傾向が増えるそうです。
http://www.kaimin.gr.jp/sleep19.html

 

(4)免疫機能向上

血めぐり研究会から、

睡眠満足度が下がると、風邪やインフルエンザにかかりやすくなる

というデータが発表されました。

http://www.well-lab.jp/201212/feature/287

 

徳島の坂東ハートクリニックの情報誌『藍色の風』では

良眠のヒントが紹介されています。

推奨されているのは、メリハリのある規則正しい眠りです。

決まった時間に起きる。眠らずがんばる時間。

長時間ダラダラ寝ればいいというわけではありません。
http://www.bandoheart.jp/aiironokaze/034/02.html

 

(5)学習機能の向上

睡眠中の脳は、ノンレム睡眠時の休息と、

レム催眠時の活動をくり返しています。

レム睡眠での脳波は、記憶と学習に適したΘ(シータ)波が優勢に。

あなたがリアルな夢を見ているとき、

脳は情報を整理し、記憶が定着させているのです。
http://www.kaimin.gr.jp/sleep_column/42.html

 

イスラエルの研究でレム睡眠が妨害されると、

学習効果が著しく損なわれることが報告されています。

ノンレム(徐波)催眠への妨害では影響ありませんでした。
http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/47…-47-4.html

 

さらに睡眠不足になると、記憶が書き換えられ、

偽の記憶が生み出される傾向があることが

カリフォルニア大学の研究で判明しました。

眠れてないときは、ただ覚えられないだけでなく、

捻じ曲げて覚えてしまうというのですから、危険なことです。

http://karapaia.livedoor.biz/archives/52169106.html

 

眠りって、本当に大切なものですね。

今夜はゆず湯とかぼちゃで、新しい一年へのよいスタートになる安眠を。

ゆっくりおやすみください。

 

●そのほかの眠りと脳の参考ページ

眠りについて知ろう(快眠コンソーシアム)
http://www.kaimin.gr.jp/sleep_column/index.html
眠りと健康の知識箱(眠りと健康情報ぷらざ)
http://www.biody.info/goodsindex3.html
あんみんNAVI
http://www.anmin.com/anmin2/navi_top.htm
脳の世界(中部学院大学三上研究室)
http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/index.html
睡眠(痛みと鎮痛の基礎知識/滋賀医科大学小山なつ准教授)
http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/react-…sleep.html

 

 


閲覧数1,280 カテゴリ元気の種 コメント0 投稿日時2014/12/22 18:30
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