オーストラリアの緩和看護師、ブロニー・ウェアのベストセラー
『死ぬ瞬間の5つの後悔』が話題になりましたが、
日本人の場合はどうなのか?
日本人医師の著述から探ってみました。
圧倒的に多いのは、
「自分の気持ちを伝えられなかった後悔」と
「もっと幸せを求めなかった後悔」 でした。
言えないのは愛や感謝、謝罪の言葉とともに
さまざまな「イヤ」もあるようです。
幸福追求は、人生の大きなテーマもありますが
- 行きたいところに行かなかった
- 美味しいものを食べなかった
など、思い立ったら実現できる後悔もあります。
後悔しない幸せな死を迎えるために
今、できることは少なくないようです。
そして、それらは、「今の幸せ」とも直結しているようです。
もう少しだけ、自分を幸せにしてみませんか?
1. 自分に正直な人生を生きればよかった
- 自分のやりたいことをやらかなったこと(25-05)
- 夢をかなえられなかったこと(25-06)
- 自分の生きた証を残さなったこと(25-22)
- やりたいことができなかった(34-06)
- 病気のせいで夢をあきらめてしまった(34-13)
- エンディングノートをつけておかなかった(34-33)
2.働きすぎなければよかった
- 仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと(25-15)
- ストレスの多い人生を送ってしまった(34-02)
- 「TO DOリスト」をつくらなかった(34-34)
3.思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
- 生前の意思を示さなかったこと(25-03)
- 感情に振り回された一生を過ごしたこと(25-08)
- 他人に優しくしなかったこと(25-09)
- 遺産をどうするか決められなかったこと(25-11)
- 愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと(25-25)
- 人を恨みつづけてしまった(34-04)
- 生きているうちに「ごめんなさい」と言えなかった(34-05)
- 人に言えない悩みを引きずってしまった(34-10)
- 途中で病院を替えることを躊躇してしまった(34-15)
- 医者に薬の服用を強要されてしまった(34-20)
- 家族に無理やり入院させられてしまった(34-23)
- 延命治療は望んでいないことを家族に伝えていなかった(34-24)
- 「愛している」と言えなかった(34-31)
- 遺言を書いておかなかった(34-32)
4.友人と連絡をとりつづければよかった
- 故郷に帰らなかったこと(25-13)
- 会いたい人に会っておかなかったこと(25-17)
5.もっと幸せを求めればよかった
- 健康を大切にしなかったこと(25-01)
- 悪事に手を染めたこと(25-07)
- 美味しいものを食べておかなかったこと(25-14)
- 行きたい場所に旅行しなかったこと(25-16)
- 記憶に残る恋愛をしなかったこと(25-18)
- 結婚をしなかったこと(25-19)
- 子供を育てなかったこと(25-20)
- 神仏の教えを知らなかったこと(25-24)
- 「なぜ生きたいのか」を真剣に考えてこなかった(34-01)
- 夜型の生活をつづけてしまった(34-11)
- もっと真剣にリハビリをしておけばよかった(34-14)
- セカンドオピニオンを聞かなかった(34-16)
- 経済的な事情で保険のきかない診療を受けられなかった(34-30)
参考にしたのは
「長生きや健康は、自分の夢や希望をかなえる『手段』」という
緩和医療医の大津秀一博士の『死ぬ時に後悔すること25』
「QOD(クオリティ・オブ・デス=死の質)の充実」を提案する
東京有明医療大の川嶋朗教授の
『医者が教える 人が死ぬときに後悔する34のリスト』です。
『死ぬ瞬間の5つの後悔』に対応する後悔を
それぞれの著書からリストアップしてみました。
カッコ内の数字は
25=『死ぬ時に後悔すること25』
34=『医者が教える 人が死ぬときに後悔する34のリスト』
とそれぞれの著書での項目番号です。