今朝の「とと姉ちゃん」の星野さんは カウンセリングマインドがたっぷりで たいへん勉強になりました。
あぐらをかいて話を聴いていたのに突然姿勢を正して正座 →正座している常子に①ミラーリング。 ミラーリングには「相手に近づき合わせる」と同時に、 「今のあなたはわたしの目にこんなふうに映っていますよ」 というメッセージでもあります。
きちんと座り直したのには 「無理して肩を張り、背中を伸ばしている」常子の姿勢を ミラーリングして伝えた ノンバーバル・コミュニケーションとも言えます。
そして「常子さんは、つらいときほど明るくふるまう」という、 科学者、理系男性ならではの ②カリブレーション(観察・識別)能力。 15年前からそうだったというのだから、 植物と同様に人の表情や言動を細やかに 観察・計測していたことがうかがえます。
さらに「僕でよければ話してみませんか?」という 適切な③ヘルピングスキル。 二人の間に十分にラポールが形成できているからこその介入です。 加えて、常子の立場を十分に理解したうえで、 常子の沈黙を邪魔せず無言で待つと、 彼女はスルスル~と話し始めました。
沈黙は 「クライエントの心にさまざまな変化が起きている クリエイティブな時間」です。 社長だからくよくよできない、本音を明かせない、 だけど仕事に対して生じた大きな疑問の前に どうしていいかわからない。 常子の短い沈黙の中でも、こんな自己内対話を経て、 打ち明けてみようという決意につながったのでしょう。
そのあとの常子の積極的な行動への変化のきっかけは、 星野さんとの対話がカギになったと思います。 受容と共感、大樹君のエピソードによるエンパワーメント。 パーフェクトなカウンセリングマインドの星野さんを カウンセラーとして見習いたいと思いました。 |