「ブロークンレコード・テクニック」 は、
061. ペアレント・トレーニング理論 (PT理論) http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=19722
で、紹介した
『読んで学べるADHDのペアレントトレーニング ~ むずかしい子にやさしい子育て ~』 http://www.akashi.co.jp/Asp/details.asp?isbnFLD=4-7…503-1552-4
の p.173 に載っている。
「ブロークンレコード・テクニック」 は個別指導で使う。
教室で、全員にむかって、 「席につきます」 「席につきます」 「席につきます」 ・・・・ 「席につきます」 ・・・ とやられたら、
まじめに席に座っている大部分の子どもは、不愉快に決まっているからだ。
教室の集団指導場面での 「ペアレント・トレーニング」 は、このようになる。 (同時に、どの子どもにも、 「ペアレント・トレーニング」 をするのである。)
まず、最初に、このまじめな大部分の子ども達の相手をする。 つまり、授業を始めるわけだ。 これが大部分の子どもへのペアレント・トレーニングだ。 (しかも、席についていない数人の相手をしないことで、 席についていない子どもへのペアレント・トレーニングになっている。)
それをしないで、最初に、 数人の席についていない子どもの相手をする (席につきなさい!) のは、ペアレント・トレーニングではない。(減らしたい行動は、相手をしてはいけない。) (さらに、まじめな大部分の子ども達への相手をしていないのだから、 まじめな大部分の子ども達へのペアレント・トレーニングにもなっていない。)
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