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2009年09月21日(月) 

1歳の赤ちゃんに、鉛筆を持たせて、ひらがなを書かせようとする

親も、教員もいない。

 

しかし、知的な遅れがあり、小4で7歳相当の認知発達しかない子どもに、

小4の 「国語」 「算数」 の授業を受けさせる 親、教員は少なくない。

 

7歳相当と言えば、小1相当ということになる。

つまり、小4の教室に、小1の子どもがいて、一斉授業で、

小4の「国語」 「算数」 を、小1相当のこの子のプライドを傷つけずに

教えられる教員がいるのなら、私は見てみたいと思う。

 

多くの場合、この小1相当の子どもは、小4の教室の中で

授業がわからないから、「おきゃくさま」 になり、

「にげる・かくれる・サボる」 を身につけていく。

 

この子どものツケは、誰が払うのか?

(子ども本人と親だろう。) 

 

 

日本では、

小1、小2でつまずいても、小1、小2の勉強が分からないまま、

小3、小4・・・中学と進級していく。

 

諸外国では、考えられないことだ。

 

小1の学力がついていない (履修できていない) のに、「修了証」 が

出されるわけだから。 

 

例えば、LD、AD/HD のため、知的な遅れがないのにもかかわらず、

文字がなかなか覚えられなかったり、計算が覚えられなかったりすることがある。

 

この子ども達は、教え方の下手な先生のもとでは、

完全に落ちこぼれる。

 

九九や漢字を満足に覚えられないまま、 小3,小4・・・・中学と進み、

 

いつしか、非行を繰り返し、少年院へと進むこともある。

 

少年院に、LD、AD/HD の 少年達が相当数いるのは、よく知られていて、

彼等の更生に最も効果があるのは、

 

実は、彼等に勉強 (小4程度の、読み、書き、計算) を教えることなのだそうだ。

 

彼等の不幸は、小学生の時に、彼等に、「読み、書き、計算」 を教えられる

先生に出会わなかったことに尽きる。

 

教え方の上手い先生に出会っていれば、少年院 という回り道を

しないで済んだに違いない。

 

 

 

 


閲覧数2,365 カテゴリ障がいと教育 投稿日時2009/09/21 19:08
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