うわー!
すごいすごい、美術館・博物館みたい!
写真追加、楽しみにしてます。
ワラサとくんづほぐれつしているうちに
こんなすごい場所を見逃してしまったとわ……
やっぱり、チャンスの女神さまは前髪しかないのね。
すごく行きたかったんです、ほんとうに……。 建設されたのは1927年5月。お手本にされたのは 帝国ホテルも手がけた「近代建築の三大巨匠」と呼ばれる アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトでした。彼は 「デザインとは、自然の要素を純粋に幾何学的な表現手段によって 抽象することである」と言っています。 彼は「初めて浮世絵を見たときのことをよく覚えている。 決して忘れられないだろう」と言うほど感銘を受けたそうです。 後年、ライト研究家は 「ライトが日本に大きな影響を受けたと誰もが言うのは、 『有機的建築』という彼の建築哲学における数多くの点が 日本の伝統的建築の特徴と重なっているからだ」 と、親和性・類似点をあげる一方で、 「ライトは東洋と西洋を融合させただけではなく意外性を好んだ。 低い天井をした廊下を通り抜けたあとに広々とした空間にでたら、 きっと『おおっ!』と驚くはずだ。 こうした発想は日本の建物の中にはあまり見られない。 ライトはこうした空間の使い方に精通していた」 と、相違点を指摘しています。 話はまったく変わりますが、 恋人や意中の相手、配偶者との 「相性のよさ」「気が合うこと」が良しとされますよね。 ほんとうにそうでしょうか? 相性がよくても、気が合っていても、 「良い」関係とは限りません。 類似点や親和性の多い相手はたしかにつきあいやすいけど 類似点や親和性ばかりで、相違点がなかったら、 意外性というあたらしい可能性もなくなります。 違和感や相違点は、大きな変化へのきっかけになります。 ライトの日本での仕事に歴史的な意味が大きいのは 当時の日本が世界に目を向け、新しい国へと成長していく そんなタイミングだったからです。 建築家をめざした日本人で彼のお弟子さんになった人、 お手本にした人は多かったといいます。 方やライトのほうも、アメリカでプライベートが取り沙汰され 評価が下がっていく中、仕事がなくなっていきました。 さらに追い打ちをかけるように、家族を失う大事件が起こり、 最悪のときを迎えていました。 唯一、帝国ホテルからのオファーがあったのは、そんなときだったといいます。 日本とライトは、お互いを刺激し合い、お互いが変化していきました。 このタイミングでなければ、 横浜にこんなに多くの歴史的建造物が建つことも ライトが日本で足跡を残すこともなかったかもしれません。 ……というわけで、とても関心があって行きたかったのです、 恋焦がれて、待ち侘びたといってもいいくらいに。 しかし、久しぶりのダーリンといっしょの休日に 松原商店街へ行って、黒ホッピーとやきとりを楽しんで、 まあ、ここまではいいと思うんですが 魚屋さんで1本700円のワラサ!に大興奮して つい買ってしまったのです。 そのまま置きっぱなしにできませんから、大解体ショーです。 お刺身さくどりしたあと、切り身つくって、セイヤッ!セイヤッ! 残りはブツと頭とカマをまとめて、セイヤッ!セイヤッ! さあ背骨でダシもとるよっ、セイヤッ!セイヤッ! こうして、16時を過ぎました。 相性のよさや愛情の深さだけではダメだと思います。 タイミング、それがすべて。 昨日のわたしは「いま、ここ」をやや無自覚に過ごしてしまったようです。 (おいしいからいいけど) |