以下の記事で、
424. 《養護学校 (知的) 》 小学部、中学部、高等部 12年間の教育 http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=35938
以下の本を紹介した。
『 将来の 「 働く生活 」 を実現する教育 キャリア教育に基づく支援内容・方法の検討 』 愛媛大学教育学部附属特別支援学校 著 2011/01/18 明治図書 http://www.meijitosho.co.jp/detail/?isbn=4-18-061421-9 > 第2章 > 卒業後の 「 働く生活 」 を実現するために必要な能力や態度を育てる事業実践
> 指導のポイントは、 「 正しく、確かに、主体的にできる 」 である。
> それぞれの評価基準は、以下の通りである。
> 「 正しくできる 」 ・・・・・・ 一般社会で通用する方法で正確にできる。 > 「 確かにできる 」 ・・・・・ 身につけた方法が、場面や状況が変わっても確実にできる。 > 「 主体的にできる 」 ・・・ 働きかけがなくても、1人で、また自分からできる。
> 重度知的障害のある自閉症車を雇用したある職場からは、 > 「 基本的生活習慣は自立している、と聞いていたが、 > その都度声をかけなければトイレの後、手を洗おうとしない」 ことを指摘された。 > 事実、排せつ・手洗いの技能はおおむね身に付いているが、 > 「トイレの後、手を洗う」 という一連の行動が身に付いておらず、 > 家庭でも学校でもトイレに入るたびに 「 手を洗いなさい 」 と声をかけていた。 > トイレの後、手を洗うという行動が自分から主体的にできてこそ、 > 「 実社会・職場で通用する力 」 であり、本当の意味での自立と言える。
わたしが自分の養護学校 (知的) でよく見る光景は、 「 正しくできていない 」 児童・生徒の姿だ。
自分からトイレに行くが、走ってトイレに行く。 トイレの入り口から、ズボン、パンツを下げ、 お尻を出して、排尿を小便器でする。
水道で水を出し、指先にチョロっとかけるだけで、 石鹸はつけないし、手もしっかり洗っていない。
洋服か、ズボンで濡れた手をぬぐう。 ハンカチがそもそもポケットに入っていない。 |