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2012年02月18日(土) 

AD/HD ( 注意欠陥・多動性障害 ) の子どもは、

小学校、中学校のどのクラスにも2人以上いると思われるが、

 

その特徴の一つが、行動にブレーキをかけられないことだと思う。

 

  ADHD ( 発達障害・注意欠陥・多動性障害 ) 情報サイト

  ADHDの子が苦手なこと、難しいこと

  https://www.adhd.co.jp/symptom/difficulties/default.aspx

  > 「衝動性」に関連すること

  > 思いついた行動について、

  > 行ってもよいか考える前に実行してしまうのが衝動性です。

  > 一瞬立ち止まって考えるというブレーキがききにくいために起こる

  > のではないかと考えられています。

 

 

では、人間は生まれてすぐ、赤ちゃんの頃から、ブレーキを持っているのか?

という疑問が当然出てくる。

 

いったい、人間は、何歳頃からブレーキを持つのか?

 

次の論文に今までの研究の概要がまとめられていて、おもしろい。

 

  乳幼児期における抑制機能の発達とその神経基盤

                            森口佑介

               1) 上越教育大学院校研究科

               2 ) 科学技術振興機構さきがけ

  http://www.crn.or.jp/LABO/BABY/LEARNED/10/MORIGUCHI…KAISHI.pdf

  > このように幼児期遅延抑制・葛藤発達関する知見は近年急速蓄積されつつある .

  > いずれも ,3歳から 4・5歳ころにかけて 著しい発達を見せるとが明らかになっている .

 

このことで、私が、言いたいのは、保育園や幼稚園の子どもでは、

発達的に、ブレーキがまだ育っていない段階だと思って関わる必要があるということだ。

 

 

さて、私たちが、 「 AD/HD 」 という診断名を耳にする以前、昔から

「 AD/HD 」 の人たちは存在したはずですが、

現代ほど、目立つことはなかった。

 

  子どもを考える

  http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page144.html

  > 衝動的な行動が多くなる。

  > たとえばほしいものがあると、それにブレーキをかけられない、など。

 

 

それは、昔の子どもたちは、現代の子どもたちよりも 「 心の耐性 」 があったから。

現代の子どもたちは、全体的に、 「 心の耐性 」 が弱くなってきている。

 

だから、「 AD/HD 」 などがより目立つことになる。

 

  かわむら こども クリニック NEWS  平成10年 9月号

  心の耐性

  http://www.kodomo-clinic.or.jp/ClinicNews/C.N.text/…aisei.html

  > この場合の耐性とは、欲求不満に耐えうる力と定義されています。

  > つまり欲求が満たされない状態でも、不適切な行動を起こさないこと

  > と考えてもいいでしょう。

  > 別名心のブレーキとか、心の免疫体などとも呼ばれているものです。

 

 

さて、 「 心のブレーキ 」 というと、

石井裕之氏の言う 「 心のブレーキ 」 のほうを思い浮かべる人も多いと思うが、

それとは別物である。

 

  達人の知恵を3分で盗む!  ビジネス選書エッセンス

  「心のブレーキの外し方」 石井裕之

  http://d.hatena.ne.jp/entredream/20070429

 

 

また、次のブレーキとも違う。

 

  ⑦ 不登校の未然防止  -保護者の皆様へ-

  http://www.ishikawa-c.ed.jp/shidoo/ijime-futoukou/7…boushi.htm

  > ・家族の過干渉,過保護,放任的な態度は,

  >  子どもが自分の感情や意志を自由に表明することにブレーキをかけ、

  >  親の決めた通りにすれば安全であると学んでしまう。

 

 

いずれにしろ、人間の心を、車のアクセルとブレーキに喩えることはよく使われている。

 

  子安講演

  http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/koyasu.htm

  > 心を自動車にたとえると、

  > たとえば 「 エンジン → 感情 」 「 アクセル → 妄想 」 「 ブレーキ → 検証 」

  > と考えるとしよう。

 

 

  <雑誌から>子どもたちと向き合って生きる

  http://www.kiwi-us.com/~selasj/jsc/japanese/bulleti…p1152.html

  > ( 「 脳科学は警告する 」 5月号 )。

  > 人間の脳にはアクセルブレーキがあり、

  > 発達の過程で両者をバランスよく機能させることを覚えるといいます。

  > ところが、最近の子どもはこの発達が遅れたり、

  > 場合によっては未発達な状態に逆戻りしているというのです。

  > その原因は、集団での遊び(群れ遊び)が少なくなったことだと言われています。

 

  脳科学と運動~ じゃれつき遊び~

  http://www.city.hitachiomiya.ibaraki.jp/~omiya.es/d…10gatu.pdf

  > 子どもは, みんな 「 遊びたい 」 「 動きたい 」 という欲求をもっています。

  > こういう要求を十分に育ててやって,

  > そしてその時間が終わればそこにブレーキをかける,

  > こういうような行動の 「 O N 」 「 O F F 」 を学ぶ機会が減っている時代

  > と言えるかもしれません。

 


閲覧数1,651 カテゴリ障がいと教育 投稿日時2012/02/18 11:46
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Rimbaudさん
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