バレンタインデーにちなんで、チョコレートが恋する脳をつくるお話です。
秘密は、チョコレートの成分「テオブロミン」にありました。
チョコレートの原料、カカオの原産地が中南米で
アステカ皇帝も不老長寿や、催淫剤!として
毎日、チョコレートドリンクを召し上がっていたとか。
とはいえ、庶民にとっては高価なもので
カカオは通貨として用いられていたくらいです。
最初にヨーロッパに持ち込んだのはコロンブスですが
利用方法がわからず、放置されました。
次が、メキシコを征服したエルナン・コルテス。
コルテスはチョコレートドリンクのつくって
スペイン王宮に献上し、瞬く間に人気になります。
現在の、スペインの朝のバルでも
濃ゆ~いチョコラにチュロスという朝ごはんが
ポピュラーです。
スペインからヨーロッパの王宮へ広がったチョコレートは
「恋の媚薬」としてヒミツな用途でも人気だったとか。
さて、そんなチョコレート。
実は、健康の守護神、美容の味方でもあります。
たとえば、2011年、イギリス・ケンブリッジ大学の調査で
チョコレートとココアの摂取量が多い人ほど
心血管疾患や脳卒中のリスクが少ない人と比べて
3割低くなると発表されています。
ほかにも↓
■■■■■チョコレート(カカオ)の効能
★テオブロミン(苦味成分)
- セロトニンの作用を高めて食欲抑制+リラクセーション効果
- 血流量・体温をアップして、冷え性改善・体温保持
- 大脳皮質を刺激して集中力・記憶力・思考力UP
- 自律神経の働きを調整。ストレスをやわらげ、疲れを癒す
- おだやかな利尿作用
テオブロミンは
カカオの学名:テオブロマTheobromaにちなんで名づけられました。
「神の食べ物」という意味です。
まさに「神の食べ物」の名のごとく
有用作用がたっぷりです。
★ポリフェノール(果皮・種子)
- アンチエイジングの味方!抗酸化作用
- 動脈硬化の予防作用
- ダイエットの味方!コレステロール値を下げる
ポリフェノールは植物が光合成を行うときできる物質で
たくさんの種類があります。
植物は生きていくため、身体を守るために
糖分の一部を変化させてつくりだすのです。
チョコレートに含まれるポリフェノールには
抗酸化因子や抗凝固因子、抗炎症因子、
コレステロール低減によって心血管疾患を予防などに
効果があると言われています。
★フェネチルアミン
- 覚醒、幻覚作用
- 食欲抑制作用
- 抗うつ作用
- 共感性を起こす
↑まさに大恋愛中って、どなたもこんな感じになりますよね。
それもそのはず、フェネチルアミンは恋しているとき脳内で分泌され、
神経伝達物質として働きます。
そして、心拍数と血圧を上げて
恋するドキドキの状態を起こします。
「食品として摂取されても消化されてしまう」
といわれていますが、
大丈夫、香りの成分にも含まれています。
また、チョコレートは
多幸感をもたらす脳内物質エンドルフィンの分泌を促すことが
オーストラリア・ニューサーウスウェルズ大学での研究で
報告されています。
もしも、プレゼントされた人は大ラッキー☆
残念ながら……の人は
ぜひ、ご自分のために、一粒。
できれば、ブラックチョコを。
ことにポリフェノール由来の作用は
ホワイトチョコレートでは期待できませんので。
ハッピー☆バレンタイン!
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ハッピーのヒントがいっぱいの
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