言葉、態度、表情、接触などあらゆる形で 自分の存在を認めてもらうことを 「ストローク」といいます。 メールやSNSでのメッセージもストロークの一種といえます。 ストロークはヒトが生きていくのに欠かせない心の栄養素。 ストロークを受け足りないと感じるときは、 もしかしたら送り足りてないのかもしれません。 ヒトだけでなくコミュニケーションをする生き物には、 ストロークがあるようです。そんな動画を見つけました。
ドキュメント『猫が友達になる瞬間』
親密になりたい。 「あなたを緊張させたくないよ」と毛づくろいする姿で 「ぼくはリラックスしてる」と意思表示するとともに 自分の緊張もコントロール。
相手のネコ(なっちゃん)も気づかないふりで 「あなたのこと、怖くないよ」とデリケートに意思表示。 「あなたに関心あるよ」とピクピク耳を動かして 相手に注意を傾けています。 平和的な態度(お腹を見せる、あくびする)を見せる
かなり意識的にデリケートなストロークを 送り合い、受け合うネコたちとスタイルは違いますが、 わたしたち人間にとってもストロークは重要です。
おいしいストロークをたっぷりとると心がうるおいます。 けれど、ストロークを十分に受けられないと (淋しさのあまりウサギは死んでしまうそうですが)、 人間の場合、「ないよりマシ!」ととばかりに まずいストロークを欲しがるようになってしまうから。
まずいストロークとは、親密さや肯定の逆で 「あんたなんか嫌い」とか「お前は何をやってもダメ」というもの。 どんなストロークを相手から受けているか、 考えてみることも大切です。
おいしいストロークをたっぷり受けて、送って、周囲の人々と 真の「親密で円滑な人間関係」をめざすことが、 交流分析という心理療法の目的です。
今月のカウンセリング勉強会は13日(火)19:00~。 上手なストロークの送り方・受け方をみんなで練習しましょう。 |