幸せ遺伝子と呼ばれるものには、 セロトニン(リラックス)の代謝に関与する
その一つ、FAAH遺伝子が今、話題になっています。 遺伝子です。 アミナンド分解の働きが弱くなります。 幸福度の高さは比例する、という研究が発表されました。 東アジアや中東では少ないようです。
アミナンドは、大麻の麻薬成分カンナビノイドと同様に 多幸感をもたらし、痛みや不安感を鎮めます。 そのためFAAH遺伝子の働きが弱い人は、 脳内マリファナが潤沢=幸福を実感しやすいのでは? というわけです。
実際、抗うつ剤や疼痛の鎮痛剤として、 FAAHの働きを阻害する薬剤が、 海外の製薬会社で開発終盤段階に入り、 2008年から臨床実験(人への治験)も行われていました。
ところが今年に入って、FAAH阻害剤の治験参加者の死亡事故が フランスで発生ました。試験は中止されたとのことです。 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O14H3G6S972801.html
カンタンにいえば脳内マリファナを出しっぱなしにする薬ですから、 悪用すれば「危険ドラッグ」にもなりうるでしょう。 幸せを実感できることはすばらしいこと。 ですが、同時に、なぜわたしたちの体には それを抑制するFAAHという機能が備わっているか、 考える必要もあると思います。
ちなみに、禁煙外来で処方される内服薬も向精神薬です。 決して「弱い薬」ではありません。 実際、この薬の処方を受けたわたしの知人によれば、 見事に吸いたくなくなったそうです、薬を服用していた間は。 まったく別の危険が伴います。
幸福の実感を遺伝子が決定づける割合は35~50%、 貧富、平和・安全、孤独といった環境要因が10%といわれます。 いくらでも好きなように変えられる、変え放題なのです。 幸せ遺伝子がないのかもと嘆くより、 「思考と行動」を変えてしまうのが幸せへの近道です。
でも、自分にそんなことできるわけがない、と 思っちゃうこともあるかもしれませんね。 そんなとき、心理カウンセリングは、 そのゴールまでを近く、確実にする 安全で有用な手段です。 なぜなら、心理カウンセラーは、 あなたの力を誰よりも信じることが仕事なので。 脳をお薬で刺激することもなく、 無意識を安全地帯に開放すると なぜか、ゴールへ向かうエネルギーが湧き出してきちゃうのです。
心理カウンセリングについてはこちらもご覧ください。 http://real-treasure.org/contents/code/therapy1
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