以前、次の記事を書いた。
090. 手さし、指さし、宙をつまむ http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=20593
097. 手さしから指さしへ http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=20760
さて、手の届かない距離にあるものに対して、 指さしも、手さしもできない子どもが何人かいる。
その子ども達は、自分から人に何かを要求することが少ない。
その子ども達は、手の届かない距離にある、 欲しいものに向かって 「 宙をつまむ 」
■Cさん(知的障害のみ)
絵本や「朝の会」などの日課カードに
手の届かないところに (10cmでも届かないと)、
■Dくん(自閉症)
手が届く距離にあるものなら、 右手の人指し指で触る(指す)ことができる。
2.5mくらい離れたところにある物に
■Eくん(自閉症)
手が届く距離にあるものなら、 右手の人指し指で触る(指す)ことができる。
1m以上離れた、泣いている子どもなどに
ある時、教師が、Eくんの手をとって、その子どもに触らせてみた。
次からは、自分から、恐る恐る、右手の人指し指と中指の2本で その子どもの体に触るようになった。
しばらくして、両手の平をトントンと合わせて教師にお願いして、 教師の腕を肩から手の甲まで撫でることが、 日に何回も起こるようになった。
(ちなみに、朝の会、帰りの会でも、前で話している教師や 教師の提示する日課カードなどをまったく見ていない。 絶えず、窓の外を見ている。
そこで、名前を呼んで教師のほうを見させるのではなく、 自分から教師や教師の提示するカードを見るようにするために、
教師が50cmくらいの距離に近づき、Eくんの目線の下から Eくんを見て、Eくんと視線が合うのを20秒~30秒待つということを 朝の会、帰りの会で繰り返すことをしている。)
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