先に、 090. 手さし、指さし、宙をつまむ http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=20593 を書いた。
何年か前に、手さしはするが、指さしはできない自閉症児がいた。 (言葉はなく、<ちょうだい>サイン、<トイレ>のマカトンサイン ができる。 大人の手をクレーンで持って、欲しい物をとらせようとすることもできる。)
★人差し指だけを立てることができない。 指で鼻をほじるのも、手は パーのまま、指を鼻の穴に入れている。 欲しい物にむかって、手をのばす (手さし) はできる。
このこの子どもに対して、
朝の会、帰りの会で、絵本の読み聞かせを行った。(11/01 追記) そして、
095. 対象を見なければ、魂が入らない。 http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=20628
で書いたように、靴を履く時、ズボンを履くとき、手を洗う時・・・・・ 毎日、手元を見させるようにした。
056. 支援は成長とともに減らしていく http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=19435
で書いたように、
> (2) 毎日、連続30分のお手伝い
30分とはいかなかったが、雑巾がけなどのお手伝いをさせた。
> (3) 鉛筆を持つ指の動きに、微細運動障害があるなら > それを改善するためのフィンガーカラーリング (横山浩之Dr.)
この子の場合、文字指導のためではなく、 次の2つのことを指導するために 「フィンガーカラーリング」 をさせた。
1. 自分の指先をよく見させるため、 2. 人差し指だけを立てるため、
そして、4ヶ月目で、人差し指で、欲しい物をトントンと触ったり、指さしたりが できるようになってきた。
次は、1枚の紙の中の いくつかの絵の中から、欲しい物を指さしする指導だ。
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