ほとんどの養護学校 (知的) で、 自閉症児の割合は、2/3ぐらいだと思う。
わたしの養護学校 (知的) でもそのくらいだ。
しかし、自閉症児のために、
『 自閉症児のための絵で見る構造化 』 佐々木 正美 監修 学研 2004/02 http://hon.gakken.jp/book/1340218600
のような支援は、ほとんどされていない。
241. 小岩特別支援学校 全国研究発表会 http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=24015
に行った時、
小岩特別支援学校は、教室のスペースが構造化されていた。
教室の前半分が、朝の会、生活などの授業のためのスペースで、 椅子だけで、机はない。
教室の後ろ半分が、国語、算数などの勉強をするためのスペースで、 机と椅子がある。着替えなども、自分の机の場所でしていた。
家から持ってきた水筒のお茶などを飲むために、水道のそばに、 こたつぐらいの高さのテーブルがあった。
わたしの養護学校では、このような構造化がなくても、 混乱しているよう子どもは、今のところいない。 つまり、今のところ必要ない。
必要ないと思っているから構造化をしないわけではなくて、 単に、教師が自閉症について勉強していないからに過ぎないからだが。
なぜ、 「 教師が自閉症について勉強していないから 」 と言い切れるのか?
次のようなことが、子どもが成長して、学年が上がっていっても 一向によくなることがないからだ。
・両耳をふさぎながら歩く子どもが何人もいる。
・最近、イヤーマフをつける子どもが何人か出てきたが、一日中つけっぱなし。 (イヤーマフも、教師が勉強して始めたのではなくて、 保護者のほうが勉強して、つけさせ始めていることがほとんどだが・・・)
・人と目が合わない。 (当然、挨拶ができない。) ・手元を見ない。 (手もきれいに洗えない。拭けない。)
・個別教育計画に、 毎年、 「 情緒の安定 」 が目標に書かれる子どもが少なくない。 (毎年ということは、指導していないか? 指導できないか? の どちらかだ。)
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