障がい者制度改革推進会議
が投げかけた インクルーシブ教育を検討するために、
文部科学省は、
特別支援教育の在り方に関する特別委員会:文部科学省 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/…/index.htm
を立ち上げた。
教育ジャーナリストの品川裕香氏の資料が問題点をわかりやすく指摘している。
特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第2回) 配付資料 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/…296501.htm
机上配布資料:品川委員提出資料 > アスペルガー症候群の児童生徒にまず必要なのはその子の言語理解、 > すなわち語用論や意味論の課題を踏まえて徹底指導することであって > 刺激を避けるために小集団にいることではない。 > 特別支援学校は教育課程が異なるため彼らの学力保障につながらないし、 > 特別支援学級でも社会性の訓練と称して > ときに形骸化したSST指導が中心となっているなどして学力保障は難しい。 > 小集団指導自体は否定しないが、 > 社会に出てから不適応を起こさないためのスキルは > “刺激の少ない小集団”のなかだけでは身につかない)。
(太字: Rimbaud)
少し気になるのは、今まで、「 学力 」 はあって、大学も卒業したが、 就労ができなくて、引きこもっているアスペルガー症候群などの人達が 少なくないことを考えると、 「 学力保障 」 だけでなく、 「 スキル 」 の獲得も必要と考える。
特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第3回) 配付資料:文部科学省 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/…297408.htm
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/…297396.htm > また、○2パニックする児童生徒のことを踏まえて、 > 暴れ倒す子どもを傷つけず、また自分自身も傷つかないように制圧する > 護身術を教師が身につけることも必須である。 > これはパニックしたり、自傷したりする児童生徒たちだけに有効なのではなく、 > 生徒指導上対象となるような暴力行為を働く児童生徒に対しても有効である。 > 生徒指導担当の教師には早急に導入する必要がある。 > このノウハウは矯正教育が持っているので、研修等はすぐに行えるはずだ。
(太字: Rimbaud)
特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第4回) 配付資料:文部科学省 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/…298178.htm
資料18:品川委員提出資料 > 発達障害と診断されている子どもであれば、学級や学校を崩壊に導くような > メタ認知や対人関係スキル等は弱いはずで、 > だからこそいじめられたり不登校になったりするなど不適応を起こしやすく、 > 将来的にも不利益を被りやすい。 > そもそも学級崩壊が教師の指導力の問題であることは、 > 教育関係者であれば知っていることであろう。 > こういった指摘の背景には、やる気や力量不足の教師の存在、 > 問題親と言われる人たちの存在、 > アカデミズム以外の雑務が非常に多いなど > 教師の仕事量が多岐にわたっていてそのこと自体が負担になっている現状など、 > 現場が抱える別の課題が潜むこと思われるが、 > それならばそうと指摘されるべきではないかと考える。
(太字: Rimbaud)
学級崩壊は、確かに 「 教師の指導力の問題 」 であるが、 着任した学校で、前年度の学級崩壊の核となった子ども10人を一つのクラスに 集めたクラスを担任することになったとしたら、これを学級崩壊させるな!というのも また、無理な話である。
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