何かしらの障害をもった人達のために、
「バリア・フリー」 とか 「ユニバーサルデザイン」 とかが広まってきた。
「バリア・フリー」 が障害のある人たちを対象にしているのに対して, 「ユニバーサルデザイン」 の対象は全ての人たちです。
では、授業の 「ユニバーサルデザイン」 とは何か?
通常級の30人~40人のうち、6.3%は、少なくとも LD、AD/HD、アスペルガー症候群、高機能自閉症などの発達障害を抱えている。 (つまり、30人学級で、1.9人。 40人学級で2.5人。)
これら、LD、AD/HD、アスペルガー症候群、高機能自閉症などの
> 特別な支援を必要とする子どもだけではなく、 > すべての子どもが学びやすい授業 http://www7b.biglobe.ne.jp/~udl/checklist/top.htm
ということになる。
授業の 「ユニバーサルデザイン」 の教員の研究会には、 次のようなものがある。
長岡UDLの会 http://www7b.biglobe.ne.jp/~udl/
国語授業ユニバーサルデザイン研究会 http://hwm8.gyao.ne.jp/kokugouniversal/
また、 『通常の学級担任がつくる授業のユニバーサルデザイン』 2009年5月 東洋館出版社 1,575円 廣瀬由美子、桂聖、坪田耕三 http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=…9984518892
という本も出ている。
では、授業の 「ユニバーサルデザイン」 が言われるまでは、
> 特別な支援を必要とする子どもだけではなく、 > すべての子どもが学びやすい授業
は存在しなかったのか?
そんなはずはない。 優れた教師は、クラスのすべての子どもを 落ちこぼれにしないように、授業を作ってきたからだ。
(昔から、クラスには、6.3%以上の、特別支援を必要とする子どもは 存在していたはずだから。) (昔は、LD、AD/HD、アスペルガー症候群、高機能自閉症などが、 目立たなかったのは、家庭、地域の教育力がしっかりしていた からとしか思えない。現在は、健常の子どもですら、 早寝・早起き、3食をしっかりTVをつけないで食べる、 宿題以外の家庭学習を 小学校の学年×20分 する といったことができなくなってきている。)
(1) 芦田 惠之助 Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%A6%E7%94%B0%E6%…B%E5%8A%A9
(2) 斎藤 喜博 Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E5%…C%E5%8D%9A
(3) 向山 洋一 Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%91%E5%B1%B1%E6%…B%E4%B8%80
斎藤 喜博が本に書かなかった どんな子どもでも、跳び箱を跳ばせられるようにできる方法を、 向山洋一氏 は、自分で見つけ、
『跳び箱は誰でも跳ばせられる』 1982/3/1 明治図書 http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html?ban…8-257112-6
を書いた。
勉強のできない子どもの発言が、勉強のできる子どもの発言をひっくり返す 「逆転現象」 の授業も、斎藤 喜博、向山洋一氏の本には記録されている。
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