好ましくない行動は、減らしたいので、相手をしない。 しかし、人を叩くなどは、防がないといけない。
そういう時には、背中で対応する。
授業中に、AくんがBさんに唾をかけたとする。 教師は、AくんとBさんの間に、Aくんに背中を向けて立ち、 Bさんの唾を、ハンカチで拭きながら、 「ごめんね」 と言葉がけをする。 ( もちろん、Aくんがペアレントトレーニングが必要な子どもという設定で。)
Aくんの相手はしないで、Bさんの相手をするのである。
これは、Aくんが、Bさんを叩いている場合でも同様で、 教師は、Bさんを向き、Aくんには背中を向けて立ち、
やはり、Aくんの相手はしないで、Bさんの相手をするのである。
なぜなら、この場面で、一番、困っているのはBさんだからだ。
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