養護学校の教員数を考える場合は、
公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律
> 3 各都道府県ごとの、公立の特別支援学校の
小学部3年 18人のうち、12人が重複障害だとすると この12人は、1クラス3人ずつで、クラス編成をすることになる。
重複1組(3人) + 重複2組(3人) + 重複3組(3人) + 重複4組(3人) = 12人
重複障害でない児童は、1クラス6人ずつでクラス編成をすることになる。
単一5組(6人) =6人  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 18人
小学部4年 11人のうち、8人が重複障害だとすると この8人は、1クラス3人ずつで、クラス編成をすることになる。 3人に満たないことも当然ありうる。
重複1組(3人) + 重複2組(3人) + 重複3組(2人) = 8人
重複障害でない児童は、1クラス6人ずつでクラス編成をすることになるが、 6人に満たないことも当然、ありうる。
単一4組(3人) =3人  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 11人
教員数は、 小学部 (在籍53人) の学級数が、18学級だとすると、
公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律
> 学校規模 乗ずる数
なので、18学級 × 1.200 = 21.6人 中学部 (在籍43人) の学級数が、15学級だとすると、
> 学校規模 乗ずる数
なので、15学級 × 1.560 = 23.4人
小学部18学級と中学部15学級で、33学級なので、
> 2.小学部及び中学部の学級数が27学級以上の特別支援学校の数に2を乗じて得た数
+2人
> 4. 特別支援学校の区分 乗ずる数 > 知的障害者である児童又は生徒に対する教育を主として行う特別支援学校 5
+5人
> 4. 当該学校の小学部及び中学部の学級数から6を減じて得た数に4分の1を乗じて得た数
+6.75人 = (33学級 - 6) × 1/4
青い数字を全部足すと、
この小学部・中学部の教員の数は、 21.6人 + 23.4人 + 2人 + 5人 + 6.75人 = 58.75人 から、教頭1人を除いて、 58.75人 - 1人 = 57.75人となる。
なんと、この例だと、 小学部 (在籍53人) と 中学部 (在籍43人) の児童・生徒 96人 に対し 先生が、57.75人で、
先生1人が指導する児童・生徒数は、約1.66人ということになってしまいます。
これって、障害がよほど重い児童・生徒ばかりが集まっているか、 よほど教え方の下手な教員ばかりがそろっている養護学校 (知的) ってことじゃないかしら。 (※ 行動的側面から教科学習が著しく困難な児童生徒に対して、 教員がなすすべがない。)
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