高校生の時、読んだのだから一昔前のことだ。
フランソワーズ サガン 『悲しみよ こんにちは』 朝吹登水子 訳 を文庫本で読み始めた時、
最初の10ページくらいのところに、
夕方、川辺で、たくさんの蝉が鳴いている
というような描写があった。
これ、小学生の男の子でも、???? と思うはずである。 ありえない。 蟋蟀の間違いじゃないの? と。
映画の 『悲しみよ こんにちは』 も観た。 鳴いていたのは、蟋蟀だった。やっぱり。
後に、大きな図書館で、フランス語の原文と、仏和辞書を調べたこともある。
結論を言えば、仏和辞書が間違っている。
でも、誰か、気づいて、直しておいてよ!
フランソワーズ サガン 『悲しみよ こんにちは』 朝吹登水子 訳 は、すでに、何十版と、版を重ねているぐらい、読まれているのだから。
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