現在、民主党政府は、
「 障害者権利条約 」 の締結に必要な国内法の整備などの目的で
(日本は署名はしたが、「 障害者権利条約 」の締結は
「 障がい者制度改革推進会議 」 は、活発な会議を行っている。
この会議の 「 メンバーの6割が障害者や家族という合議体 ( 東俊裕 ) 」 http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/pdf/meibo.pdf
「 障がい者制度改革推進会議 」
担当室長 東俊裕
内閣府特命担当大臣 福島みずほ
◆H22.03.19 の第5回会議で、 「 教育 」 について話し合われている。 http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_5/
【大谷 恭子 委員】 (弁護士) http://www2.okinawa-u.ac.jp/okidai/profile/k-ohtani.html > 特別支援学校の教育の目的を、 「 普通学校の普通教育に準ずる 」 とすることは、 (学校教育法 第71条)
> 法令用語上では 「 準ずる 」 とは 「 模範としてならう意 」 であり > 「 同等 」 という意味ではない (藤木英雄他編著 『 法律学小辞典 』 有斐閣,1972)。
◆学校現場では、この 「 準ずる 」 は 「 同等 」 なのだと、 ずっと、聞かされてきたのだが・・・・・。
と思ったら、次のような意見も多かった。
【門川 紳一郎 委員】(福)全国盲ろう者協会評議員 http://www.deafblind-smile.org/greeting.html
> 一方、学校教育法第72条の 「 準ずる 」 とは、広辞苑の二つの意味のうちの > (2)、すなわち、 「 同等の扱いをする 」 と解するべきである。 > そのように解した場合、特に大きな問題はないと考えられる。
> ただ、「準ずる」の語感が一般的に 「 第2の 」 というニュアンスを含むものとして > 理解される可能性を考慮するならば、 > より明確な表現への変更も検討されてよい。
【大谷 恭子 委員】 (弁護士) > 学校教育法は、特別支援学校の教育を (中略: Rimbaud) > 「障害による学習上又は生活上の困難を克服し、自立を図るために必要な > 知識技能を授けることを目的とする」 (学校教育法 第71条) > としている。
「 普通教育 」 が、社会に出た時に、必ずしも役に立たないこともある。
「 障がい者制度改革推進会議 」 のメンバーは、 みなさん、インテリであり、仕事を持っている。
日本には、インテリであっても、仕事につけない人もいる。
アスペルガー症候群、高機能自閉症の人の中には、 「 普通教育 」 を、小学校、中学校と受け、 さらに、高校、大学も卒業しながら、 家庭で 「 引きこもり 」 になっている人が少なくない。
これは、「 普通教育 」 が子どもにつけた 「 学力 」 だけでは、 アスペルガー症候群、高機能自閉症の人達は、 社会ではやっていけないことを示しているのではないか?
つまり、 「 学力 」 だけでなく、 「 スキル 」 が必要なのだと。
「 スキル 」 については、以下の記事に書いた。
144. 「学力」 と 「ライフスキル」 が社会で生きていく力 http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=21820
|