東京の特別支援学校 (養護学校) で、学校要覧を見ると、
3つの教育課程が載っている。
(1) 知的障害 (単一) (2) 自閉症 (3) 重複障害
3種類のクラスを作っているのだから、当たり前と言えば当たり前。
では、神奈川県はどうだろう?
「 教員の定数を増やすために、重複障害を多く申告してきたのでは? 」 などの昔からの疑問を、以下の記事で考えてきた。
226. 重複(障害)学級と、単一(障害)学級とを混ぜてないか? http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=23601
225. 1つの教室に 「法定学級」 が2~3学級入っている http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=23599
055. 重複障害の定義 http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=19423
051. 養護学校 (知的) の教員数 http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=19408
平成21年度 学校統計要覧 : 神奈川県 第31表 公立 学級数、在学者数、教員数 http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/40/4001/toukei/…ukei31.xls で、例として
「 瀬谷養護学校 」 の小学部を見てみる。
小学部の教育課程は、以下を見る限り、一つしかないようだ。
瀬谷養護学校 小学部の日課表 : 神奈川県 http://www.seya-sh.pen-kanagawa.ed.jp/shonikka.html
小学部は、法定学級数が、 「 34学級 」 ある。 これを、全部、単一障害の学級だとして、計算すると、次のようになるはずだ。
1学年 15人
2学年 20人
3学年 17人
6学年 16人 合計 20学級 にしかならない。
つまり、「 重複障害学級 」 がなければ、34学級にはならないはずだ。
「 重複障害学級 」 があるはずなのに、
教育課程として、「 重複障害学級 」 の教育課程はなく、 「知的障害 (単一)」 の教育課程で、 「 重複障害 」 の児童も教えている ということになるのではないか。
では、重複障害学級を最大限作って計算してみる。 次のようになるはずだ。
1学年 15人 2学年 20人
3学年 17人
5学年 16人
合計 33学級
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